秋田県由利本荘のままちょこ

秋田県由利本荘市で活動中の子育て支援団体ままちょこです。

男女共同参画推進市民講座にパネリストとして参加しました。

じつは、パネリストとして参加した男女共同参画市民フォーラム終了しました🙇🏻‍♀️


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すばらしい肩書のある方々とご一緒することに気後れしつつ… 会場がホテルだったこともあり、思いのほか厳かな雰囲気で驚きましたが、なんとか終えることができました💦

 

時間の都合上、 端折って話したことで、会場にいらしたみなさんに
・働きたくなかった人
・夫の育休に不満のあった人 のような印象づけさせてしまったかもしれないので、補足しようと思います🥲

 

◆育児していて、やってよかったこと👼

2つ挙げました。
・すぐに働かなかったこと
・ファミサポ等の行政サービスを利用したこと、友人に子どもを預けること

…約13年前の話になりますが、まだ土地勘のなかった由利本荘という地域で子育てを始めました。慣れない土地で初めての子育てをする私にとって、仕事も同時にスタートさせるのは難しいと思い、子どもと過ごす日々を送っていました。スーパー等で小さい子供を連れていると気さくに話してかけてくださるご年配の方に、感謝しつつも、みなさん必ず「どこの保育園?」と聞いてくださるのですが、言葉に窮してしまい、辛いことでもありました。この地域に住んでいる人々と同じように働けていないことに後ろめたさを感じたからだと思います。

とはいえ、すぐに働かなかったから、地域のイベントや子育てサロン、園庭開放などに通うことができました。 そこで、同じ月齢や同じように遠方から引っ越してきた方と出会えたことは、何にも代えがたい私の財産となっていますし、ままちょこの活動をはじめるきっかけにもなっています😇

そうはいっても、 子どもと二人でいる時間のすべてが幸せであるわけではありません。疲れたり手を抜きたくなったり葛藤しました。

特にぎっくり腰や頭痛などの体の不調の時に親がいない自分の境遇を恨むこともありました。(両親はを早くに亡くしています) そんな時は思い切ってファミリーサポートを利用しました。当時のファミサポは、社会福祉協議会が事務局をしていて、預けたい人と預かってくれる人をマッチングしてくれる子育てサービスを提供してくれていました。(※現在はこどもプラザあおぞらが事務局となっています)

早朝であったり、午後の変な時間にお願いした時も快くお引き受けくださいました。その当時にお世話になった方をお見掛けするときは、必ず声をかけて"あの時お世話になった子どもは13歳になりました~"と伝えています。みなさん時の経過に驚いてくださいます😂

また、友達ができたことで、子どもを遊ばせたり、子どもを預かってもらうこともできるようになりました。 親戚からは、こんなに小さい子供の時に預けるなんてかわいそうといわれたことが気になりましたが、それで自分の体調不良やぎっくり腰がよくなるならその方がいいと感じました🙂 そういった気持ちの割り切りが、子育てには必要なのではないかと学んだ瞬間でもありました。

 

◆育休に思うこと

わが家は夫が育休取得をしたわけですが、時期や具体的な内容について、けっこう揉めました。いま振り返って、当時どのようなプランで育休を取得するのが家族にとっていいのか、情報が無かったことや周りに父親育休を取得した方もいなかったので相談できる環境になかったことがさらに良くなかったと感じます。

今年の10月~父親の育休制度が法律で定められました。母親の母体の回復を考慮し、生後8週間までに4週間分取得することができるそうです。雇用保険からの給付金などの経済的なバックアップもあるとのことですが、実際は育休を我慢して働いた方がいいという選択をするご家族も少なくありません。

また、職種により育休取得しやすさが違います。職場の環境により、言い出しやすさも違うでしょう。一択ではなく、様々な選択肢から最善の方法を選び取れる社会・地域になってほしいものです。

男女共同参画とは、多様な価値観を受け止められる社会のことだと感じました。子育てだけでなく、人生のあらゆる場面における個々の選択を尊重し、尊厳が脅かされることのない地域になっていけるよう、私自身も学び続けていきたいと思います。

このたびは大変貴重な機会を頂きまして、ありがとうございました!!